
ね〜ぼです。

今日は、日本を代表する寺院の一つで、「招き猫」の発祥地としても知られている豪徳寺についてお話ししようと思います。

あっ、ルファさん、招き猫って、あの手を挙げた猫ですよね?
商店とかに置いてあるやつ!
えっと…あの猫って、何か美味しいものをくれるんですか?

(笑)残念ながら食べ物はもらえませんよ、ね〜ぼ。
でも、あの猫は「福」を招くと言われていて、商売繁盛や幸運をもたらすシンボルなんです。
豪徳寺は、その招き猫の発祥の地の一つなんですよ。


へぇ~!そうだったんですね。
豪徳寺ってどこにあるんですか?

東京都の世田谷区に位置していますよ。
江戸時代から続く長い歴史を持っていて、特に招き猫にまつわる伝説が有名なんです。

世田谷か~!東京の一等地ですよね?
どうしてこのお寺が招き猫発祥の地って言われてるんですか?

それは江戸時代に遡る伝説が関係しているんです。
調べてみたらすごく面白かったので、今日はね〜ぼと読者さんに詳しく、お話しさせていただきます。

はい!今回も楽しみにしてます。

それでは本題に行く前にクイズです。
問題
右手を挙げた招き猫が招くのは何でしょうか?

さて、皆さんはわかりますか?

えっと…右手ですか〜?うう〜ん、ええ〜っと・・
はっ!!わかりました!
右手で食べると美味しさ倍増するアレですね?絶対に『ファミチキ』ですね!

そんなわけないじゃないですか?
てか、右手で食べるとファミチキって美味しさ変わるんですか?
答えはこの記事の最後で発表しますね!
豪徳寺の歴史
さて、次に豪徳寺の歴史についてお話ししましょう。
豪徳寺は、世田谷の土地を治めていた井伊家の菩提寺です。

ルファさん、「菩提寺」って何ですか?
わかりそうで、わかりません!

気持ちがいいほど潔いですね。
菩提寺とは、特定の家系がその寺を先祖代々の供養やお墓の管理をしてもらうために、支援や信仰を深めるお寺のことです。
井伊家の場合、豪徳寺がその「菩提寺」で、歴代の当主がここに葬られているんですよ。
豪徳寺が、井伊家の菩提寺になった理由は井伊直孝という人物との関わりが、関係しているんです。
そしてそれがまさに招き猫の発祥の起源となっているんです!
江戸時代前期のことです。直孝が鷹狩りの帰り途中、ここ世田谷区あたりで一匹の猫が手を振って彼を古びたお寺に招いたという逸話があります。

その猫に導かれ、直孝はこの寺で休憩していた所、直後に雷雨が鳴り響き、その被害を免れたというのです。
この出来事に感謝した直孝は、豪徳寺を井伊家の菩提寺とし、寺を支援しました。
これが、豪徳寺が「招き猫発祥の地」として知られるようになった理由です。
歴史を振り返ると、豪徳寺は井伊家の庇護のもとで繁栄し、井伊家の墓所があり、歴代の当主たちもここに葬られています。
歴史的にも重要な場所であり、あの幕末に暗殺された井伊直弼のお墓も、この寺にあるのです。


井伊直弼さんと言ったら、牛肉が好きで、牛肉を食べ過ぎて、妬まれて、暗殺されたんでしたっけ?

ね〜ぼの歴史観が怖いです。
井伊直弼と言ったら、桜田門外の変で暗殺された幕府の大老ですよ!
この事件は、1860年に幕末の日本で起こった有名な暗殺事件です。
当時、大老として幕府の実権を握っていた直弼は、強硬な政策や安政の大獄と呼ばれる政治弾圧で多くの敵を作りました。
結果として、尊王攘夷派の武士たちにより、江戸城の桜田門前で暗殺されてしまったんです。
この事件は、幕府の力が弱まり、明治維新へと向かうきっかけの一つとなった大事件ですよ!

おお、そんな凄い方のお墓もこの豪徳寺にあったんですね!
そんな豪徳寺は江戸時代を通じて広く信仰され、数多くの人々がこの地を訪れるようになりました。
しかし、豪徳寺の真の魅力は、歴史的な背景だけではありません。
それでは、この井伊家と猫の伝説がどのようにして「招き猫」という形で広まっていったのか、次はその招き猫の誕生についてお話しします。
招き猫の誕生
さて、先ほどの井伊直孝の伝説から、次は招き猫がどのようにして「招き猫」として信仰されるようになったのかについてお話しましょう。
この話は、直孝を救った猫が「福を招く存在」として広まったことから始まります。
直孝が雷雨から救われた後、その出来事が井伊家や地域の人々の間で語り継がれ、寺には多くの参拝者が訪れるようになりました。
そして、その猫を象徴する存在として「招き猫」という名で、手を挙げて福を招く猫像が祀られるようになったのです。
実はこの招き猫は一般的な「招き猫」とは異なる特徴を持っていると言われています。
豪徳寺の招き猫は小判を持たず、ただ手を挙げているだけの姿をしています。
これは、金運を超えた純粋な「幸運」を招くシンボルとしての意味が込められているのだそうです。
さらに、豪徳寺には招き猫を祀る招福殿が建てられました。

この殿堂は、多くの参拝者が願いを込めた猫像を奉納され、その感謝の気持ちを表す場として大切にされています。
ここに並ぶ数百体の招き猫像は、訪れる者に福を招く猫たちが手を振って迎えているかのような壮観な光景を作り出しています。


僕の個人的な心象ですが、これを見ていると、井伊直孝がこの猫から受け取った「福」は、実は2つあったように感じるんです。

2つの福ですか?それって一体どういうことですか、ルファさん?

1つ目の福は、もちろん雷雨から逃れ、災害から守られたことですね。
で、2つ目の福は、その後のことなんです。
直孝は、この猫に導かれたことで、寺の和尚との出会いを通じて新しい知識や気づきを得たんじゃないかなって思ってます。
これは、人との縁を通じて新しい成長や考え方を手に入れたという福なんです。

なるほど!
ただ災害から救われただけじゃなくて、猫のおかげで深い学びや成長も得たんですね。

そうです。
この猫が招いたのは、単なる幸運だけでなく、直孝が人とのつながりを通じて得た成長という、さらなる福だったんです。
だからこそ、招き猫は金運だけじゃなく、縁や学びをもたらす象徴なんだと思うんですよね。
だから井伊直孝は豪徳寺を井伊家の菩提寺にしたんだと思いますよ!

そして時代が流れて、幕末に井伊直弼が牛肉を食べ過ぎて恨まれ、暗殺されてしまうんですね・・・

いやだから、直弼は牛肉で恨まれたわけではありません。
でも調べてみたら、直弼は本当に牛肉は好きだったみたいです・・・
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エンディング
いかがでしたでしょうか?
今回は豪徳寺と招き猫についてお話ししました。
最後に、今回のポイントをまとめますね。
1. 豪徳寺の紹介:豪徳寺は世田谷区にあり、招き猫の発祥地として知られている寺院。
2. 招き猫の役割:右手を挙げた招き猫は金運、商売繁盛や幸運を招くシンボルとして信仰されている。
3. 井伊直孝の伝説:江戸時代、井伊直孝が鷹狩りの途中で猫に招かれ、雷雨から逃れたことで豪徳寺が井伊家の菩提寺になった。
4. 井伊家との関わり:豪徳寺は、江戸時代を通じて井伊家の庇護のもとで繁栄し、井伊家の歴代当主が葬られている。
5. 井伊直弼の墓:幕末の大老、井伊直弼の墓も豪徳寺にあり、井伊直弼は桜田門外の変で暗殺された歴史的な人物。
6. 豪徳寺の招き猫の特徴:豪徳寺の招き猫は小判を持たず、金運を超えた「幸運」を招く象徴として信仰されている。
7. 招福殿:豪徳寺には招き猫を祀る招福殿があり、参拝者が猫像を奉納することで感謝の気持ちを表す場所となっている。
8. 井伊直孝が得た2つの福:1つ目は雷雨から守られたこと、2つ目は寺の和尚との出会いを通じて知識や成長を得たこと。

おお~、豪徳寺っていろんな要素があって、ただの猫のお寺じゃないんですね!

そうですね。
歴史や信仰、招き猫の意味も含めて、豪徳寺にはたくさんの魅力が詰まっています。
今回の話で、招き猫や豪徳寺のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。
実はそんな豪徳寺に魅了されて、実際に豪徳寺に行ってきました!
実際行ってみたら、思った以上に凄い場所だったので、豪徳寺の魅力や見どころポイントを記事にまとめたので、こちらの記事も見てみてください。

また猫と神社の記事もありますので、こちらも興味のある方は読んでみてください。


そういえばクイズの答えは?

そうでしたね!まず問題の確認です。
問題
右手を挙げた招き猫が招くのは何でしょうか?

クイズの答えは…「金運」です!
右手を挙げた招き猫は商売繁盛を招くと言われているんです。

次は豪徳寺で金運アップをお願いしてきます!(笑)

そうですね!
皆さんもぜひ、豪徳寺に足を運んでみてください。

最後に1点、広告させてください。
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