助手のエヌです。
ね〜ぼです。
お二人とも突然ですがこちらの資料を見てください。
これはなんだと思います?
うーん、なんだか神秘的ですね。
わかりました!昔の洗濯機の中を上から覗いている事を表現している図です!
全然違います!渦巻き状から連想したんですかね?
渦巻き状・・・渦巻き状・・・
わかりました!
日本初の蚊取り線香の作り方を表した暗号です!
そうそう!蚊取り線香の製法を他社に奪われないようにするためのキンチョーの社内暗号!ってそんなわけないでしょ!
これは古代日本で、漢字が伝来する前から存在していたと言われる文字、カタカムナ文字なんです。
ええ〜そんな文字が存在していたんですか?
いやいや、日本の初めての文字として認識されているのは、漢字じゃなかったですか?
おおよそ5世紀から6世紀頃に中国からの影響を受け、その時期に日本でも文字を使うようになったんじゃなかったでしたっけ?
一般的な歴史解釈ではその通りなのですが、それよりもっともっと以前に使われていた文字があったかもしれない!というのが、このカタカムナ文字なんです!
・・・・
・・・・
え?興味ないですか?めちゃめちゃ面白そうじゃないですか?
う〜ん、そんな非現実的な事急に言われましても・・・
ね〜、ね〜ぼ!
私はお腹空きました〜!
しょうがないですね!
それではどんな経緯でこの文字が見つかって、そしてどんな事が書かれているかを解説していきますね!
そうすればきっと興味も出てきますよ!
というわけで今回は、古代から存在していたと言われる謎の文字カタカムナ文字の謎についてお話していきます。
このチャンネルでは、素人歴史研究家が歴史の謎や文化や伝承を動画にしているブログサイトです。
素人なので、史実をお伝えするというより、エンタメ感覚でみていただけると嬉しいです。
歴史に興味を持つきっかけになってくれればと思います。
カタカムナ文字の発見の経緯
まずカタカムナ文字が発見されたのは1949年なんです。
1949年?
古代文字というくらいですからもっと昔の話かと思いました〜!
そうですよね!1949年というと第2次世界大戦後まもなくといったところでしょうか!
割と最近の事なんですね〜!
そうなんです。ある男とある男の運命的な出会いからこの文字が発見されたんです・・・
(再現ドラマ)
とある兵庫県南部の六甲山系の金鳥山での出来事
私は、山中で計測器を設置している物理学者兼電気技術者の楢崎皐月!
今日は、兵庫県南部の六甲山系の金鳥山で調査にきました!
は〜、忙し!
おい、おい、おい、君か?
こんなところに測定器を付けて回っているのは!君らの設置した測定器で、山の動物達が迷惑してるんだ!
私はこの辺りの猟師をしている、平十字と言うものだが、その計測器、撤去してくれ!
なるほど、それは申し訳ありませんでした。もちろん撤去しますよ。
おお、意外と素直な奴だな!ありがとう!
こうして二人は意気投合し、仲良くなるのでした。
すぐに対応してくれてありがとな!
わしは君が気に入った!
お礼と言ったらなんだが、わしが宮司を務めるカタカムナ神社の御神体である特別な巻物を見せてやろうか。
おお、それは興味深いです!どうもありがとう、平十字さん。
そして、そこで初めて楢崎皐月はカタカムナ文字を見ることになるのです。
不思議な図形ですね!
しかし、この渦巻き状の図形、何か心当たりがあるような…とても初めて見る気がしない!
なんでしょう?
過去にこの図形に出会った事があるような・・・
これはカタカムナ文献と呼ばれるものでな、古代アシア族が祀ったカタカムナ神に関連するものなのだ。
アシア族・・・、それは興味深い。
あ、思い出しました。
私が戦時中に満州にいた時、現地で似たような文字の書かかれた釜をみたことがあります。
それはある老師が持っていた釜に刻まれていて、当時私は文字には興味がなく釜が欲しかったのでそれを老師に伝えた所、釜はあげられないけど、この釜は日本製だから日本で探せと言われた事がありました。
確か老師はその文字を『八鏡化美津文字』と言っていた気が!
ほほう、それは貴重な体験だな!
この文献は、古代の叡智を伝えるもので、とても貴重なものなんだ。
なんと素晴らしい偶然の一致でしょう。
この文献の写真を撮らせていただけますか?
後で詳しく研究したいと思います。
もちろん!これを通して、カタカムナ文明の知識が広まれば嬉しいよ。
ありがとうございます、平十字さん。
この出会いは運命だったのかもしれませんね。
という経緯で、カタカムナ文字は発見されたんです。
へ〜それで、楢崎さんによって発表されて世に広がる結果になったんですね。
なかなか不思議な話でしょ?
確かに不思議なのですが、ちょっと気になることがありますよね!
まず1点目は、なぜ平十字さんはそのような大切な巻物を楢崎さんにみせたんですかね?
計測器を撤去したって、それだけでそんな古代の叡智の書かれた巻物を人に移させるなんて!
次に、楢崎さんが発表したって事はカタカムナ文字の書かれた巻物の写本の方ですよね。
平十字さんの持っている原本は今どこにあるのでしょうか?
それに、平十字さんの言っていたカタカムナ神社ってどこにあるんですか?
おお、なかなか鋭い質問ですね!
それは・・・・
わかりません!
わからんのか〜い
残念ながら、その辺に関しては正確なことは謎なんです。
なので、このカタカムナ文献は楢崎さんの創作した偽書だという学者も多く、一般的には知られていないのですが、だからこそロマンがありませんか?
確かに謎すぎてちょっぴり興味が湧いてきました!
まあ、確かに神秘的ではありますよね!
それで、カタカムナ文献には何が書かれていたんですか?
ではカタカムナ文献の読み方についてお話していきますね。
カタカムナ文献、その読み方とは?
カタカムナ文献は、主に80首のウタヒと呼ばれる五七調や七五調の詩から成り立っているんです。
五七調や七五調ですか!和歌とか、俳句に似てますね!
そうなんです。
そのことからも、カタカムナウタは、和歌や俳句の原型ではないかと考えられたりもしてるんですよ。
あの記号みたいなのが詩になってるんですか?
どうやったら読めるんですか?
おお、ね〜ぼ良いところに気づきましたね。
カタカムナ文献はあの記号みたいなのにひらがなを当てはめて読み解くんです。
その解読に成功したのが、楢崎さんなんです。
こちらの表が、ひらがなに当てはめたカタカムナ文字の表です。
全部で48文字で形成されてるんですって!
さらに、1文字1文字の音に意味があって、文章としての意味と文字の意味、両方の解釈がカタカムナ文献を読むコツなんです。
ええ〜文章としての意味と文字の意味?
ルファさんが何を言ってるのか分かりません〜!
そうですよ!
もっと分かりやすく教えてください!
無理です!
僕もその辺はよくわからないんです!
古来日本人は音を大切にする文化があり、言霊という信仰もあるので、つまり、何が言いたいかというと、理解するのではなく、感じろということなんだと思うんですよ!
ちなみにこの表はウタヒ80首で使われるもので、他にも音の響きで歌われる文字のものもあるんですって!
分かりました〜!
音を感じます〜!
私は納得できない・・
カタカムナ文献の内容
それではカタカムナ文献には一体、何が書かれているのかについてみていきましょう!
ちなみに、カタカムナ文献の本文のウタヒと呼ばれるものはこんな形の図式で書かれているんです。
それが80首あるんです。
へ〜なんだか不思議ですね。
この記号にひらがなを当てはめるのは分かりましたが、これはどの順に読むんですか?
真ん中から順にぐるぐるっと螺旋状に外側に読むんです。
ちなみにこれはカタカムナ文献のウタヒの第一首で、
「カタカムナヒビキ マノスベシ アシアトウアン ウツシマツル カタカムナヒビキ」
って読むんです。
どういう意味なんですか?
いろんな解釈ができるそうなのですが、
簡単にいえば「ここには宇宙の原理を記している。それを継承していく」
というような事が書かれています。
まさに、この文献の序文、つまり説明文のような事が書いてあるようなんです。
それで、カタカムナという単語がよく出てくるので、カタカムナ文献と呼ばれるようになったんですって!
説明聞いてもわからないですね〜
そうなんですよね!
カタカムナの
「カタ」「目に見える世界」
「カム」は「目に見えない世界」
を意味するそうで、異次元的な概念があるんです。
なので現代人の我々にとっては、今僕らの知ってる概念と、少し違う概念で述べてるので、理解しづらいんです。
インターネットを知らない100年前の人に、ネットの説明しても多分理解してもらえないですよね。
でも僕らにとっては当たり前で、説明はできないけど、日常で接するのでなんとなくわかるみたいな!
わかったような、わからないような・・・
他にはどんな事が書かれてるんですか?
他には、製鉄法や稲作、医学、経済学、哲学などが記されているようですね。
後は、カタカムナを崇めるアシア族という人達がいて、天孫族と戦って敗北したとされ、2千年以上前に滅びたとされているんですって!
天孫族?
天孫族と言ったら、アマテラス系の集団の事ですよね。
つまり、大和政権が樹立する前のいざこざで敗れたって事なんですかね。
そうですね。
古代日本では目に見えない世界という概念が存在していて、その文明が滅び、忘れられた。
そしてその考え方、概念を後世に伝えるために残したものがカタカムナ文献と考えるとロマンがありませんか?
すごい、ファンタジーみたいで面白いですよね。
確かに、それが本当ならすごい事ですが、それだけ古い文明が高度な技術を持っていたとは信じがたいですが…?
確かに信じがたいかもしれません。でも、六甲山中には、巨石を用いて人工的に作られた謎の遺跡が点在しているとも言われているんです。
この地域は古くから陰陽師の修行の場としても知られていて、呪術との関係が深いんですよ。
へ〜呪術ですか?
カタカムナ文献にはどのような不思議な力が書かれているのですか?
文献には、繁栄する地と気枯れ地の見分け方など人智を超えた力などが記述されているんです。
楢崎さん自身も、直感でこれらを感じ取る能力を身につけたと言われているんですよ。
多くの研究者が文献の解読に挑戦しており、カタカムナには現実の世界とは別の世界を繋ぐ鍵が隠されているとも考えられているんですって!
なんだかスピリチュアルっぽいですね。
まさに、カタカムナ文献はスピリチュアルの世界では研究がされているんです。
ちょっと調べてみましたが、すごい情報が出てきました!
へ〜、確かに今の科学で証明できるものが全てではないと考えるとそんな不思議な力があってもおかしくないですよね〜!
エンディング
いかがでしたでしょうか?
カタカムナ文字!古代、そんな不思議な力があったって考えると結構ワクワクしませんか?
確かに、ほんとだったら面白いですよね!
はい、面白かったです〜
最近では、量子物理学の観点から目に見えない不思議な現象を解明しようとする動きが盛んですが、カタカムナ文明の謎を解き明かすことで、より早く求めている答えにたどり着くことができるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました
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