川越氷川神社の縁むすび風鈴の魅力を徹底ガイド!古代中国から風鈴の歴史的な見所を紹介!

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観光地伝承【埼玉】
ルファ
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こんにちは、素人歴史研究家ルファです。
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エヌ
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助手のエヌです。

ね〜ぼ
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マスコットのね〜ぼです。

僕たちの周りには、豊かな歴史を持つ魅力的な観光地が数多く存在しています。

これらの場所は単なる美しい景色や楽しいアトラクション以上のものを提供してくれます。それは、その土地固有の歴史的背景、伝説、そして時には忘れ去られた物語です。

このブログでは、観光地それぞれの歴史を深掘りし、訪れる価値がなぜ高いのか、その背景にあるストーリーを詳しくお伝えします。
歴史を通じて、それぞれの場所がどのようにして今の姿になったのかを探っていきましょう。

ルファ
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今回は埼玉県川越市にある川越氷川神社の風鈴を徹底的に解説していこうと思います。
川越氷川神社から離れて、風鈴についてもとても興味深い話があるので、紹介しますね。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

風鈴の音色は心おだやかになりますよね〜。
今回の記事も楽しみです

縁むすび風鈴イベント

ルファ
ルファ

まずは川越氷川神社の風鈴についてお話ししますね。

毎年夏に埼玉県川越市の川越氷川神社で行われる「縁むすび風鈴」イベントでは、篠原まるよし風鈴の江戸風鈴が使用されています。
このイベントは、風鈴の心地よい音と共に訪れる人々に縁結びの願いを込めることで知られています。

写真:風鈴

川越氷川神社の風鈴は、2014年に始まった「縁むすび風鈴」という催事に起源があります。
縁結びの神様として知られる川越氷川神社で、参拝者の願い事を短冊に書いて風鈴に結びつけ、風に揺らめく風鈴の音色とともに神様へ届けるという企画です。

風鈴は、古くから魔除けや招福の風習として用いられてきました
江戸風鈴は、江戸時代後期から明治時代にかけて流行したもので、ガラス製で涼やかな音色が特徴です。
縁むすび風鈴では、縁結びのご利益があるように、色とりどりの江戸風鈴が使用されています。

2014年の初回開催以来、縁むすび風鈴は毎年多くの参拝者を集め、すっかり川越の夏の風物詩として定着しました。
境内を彩る風鈴の音色は、訪れる人々に涼感と癒しを与え、縁結びのご利益があるとされています。

AI画像

「風の便り」という表現は、昔の日本人が「風が人々の思いを運んでくれる」と信じていたことを反映しています。
川越氷川神社では、境内に涼やかな風鈴の音が響きます。
これは、参拝者の願いや想いが風に乗って神様に届けられるという信仰から来ています。
神社に吹く風が、訪れる人々の大切な願い事を「縁結びの神様」へと運び、訪れた人々に良いご縁が訪れるよう願いが込められています。

エヌ
エヌ

別の神社では「風鈴祈願」として、「日々の願いを短冊に記すと、風鈴の音色と共に祈りを風が神様にお届けしてくださる」そうですよ。

風鈴の起源

約2000年前の中国で、風鈴は「占風鐸」として使用されていました。
占風鐸は強い風が吹くとやや鈍い音でカランカランと鳴る青銅製の器具です。
その占風鐸のよって、風の向きや音の鳴り方で吉凶を占いました。
遣唐使によって仏教とともに中国から日本に持ち込まれ、寺の仏堂や仏塔に青銅製の「風鐸」として吊るされ、厄除けとしての効果があるとされました。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

なんで、厄除けの効果があるって言われたんですか?

ルファ
ルファ

 強い風は流行病や悪い神をも運んでくると考えられていたことから、音によって邪気を祓っているのです
そんな風鐸が、夏を乗り越えるための魔除け道具、すなわち暑気(しょき)払いのための器具として次第に定着していったのが風鈴なんだそうですよ。

日本の風鈴の歴史

  • 奈良時代の伝来
    風鈴は奈良時代に中国から日本へ伝わりました。
    当初は「風鐸(ふうたく)」や「占風鐸(せんぷうたく)」と呼ばれ、魔除けの道具として用いられていました。
    当初はお寺の屋根の四方に吊るされていました
    風鐸の音が聴こえる範囲は聖域とされ、災いから守ってくれると考えられていたようです。
AI画像
  • 平安・鎌倉時代
    貴族たちが魔除けのために風鐸を使用し始め、風鐸から風鈴という呼び名に変わりました。
ね〜ぼ
ね〜ぼ

それまではお寺で使用されていただけなんですね。

  • 江戸時代のガラス製風鈴
    江戸時代に入り、西洋からのガラス製法の伝来により、ガラス製の風鈴が製造され始めました。当初は高価で、一般庶民には広がっていませんでした。
    その頃の価格は今のお金に換算すると、一説には200万~300万円ぐらいしたといわれています。
    それは、当時、原料を作る技術がなかったため海外の繋がりがある長崎からしか入ってこなかったからです。
    しかし、後半になると、江戸にもガラスの製法が伝えられ、一般的な庶民も楽しめるようになったそうです。
ルファ
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 ちなみに、ガラス製法を長崎で勉強して江戸に持ち帰った人は留三郎って職人さんだったらしいですよ。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

風鈴一つとっても人間ドラマがあったんでしょうね。

江戸風鈴とは

川越氷川神社では1,500個の江戸風鈴を飾り付けます。この風鈴は職人さんが手作りしたもので量産型の風鈴とは一味違います。
東京都江戸川区にある篠原風鈴本舗などが製造する、特別な製法を用いた風鈴なのです。

  • 特徴:
    1. ギザギザの縁: ギザギザにされた風鈴の縁によって、心地よい音色が奏でられます。
    2. 宙吹き製法: 職人が一つ一つ手作業で宙吹きするため、形や音がそれぞれ異なります。
    3. 絵付け: 風鈴の内側に絵を手作業で施すことで、長持ちし、外部の影響を受けにくい。
写真:風鈴

現代の風鈴

  • 夏のインテリアとしての楽しみ
    現代では、風鈴が夏の装飾やインテリアとして楽しまれています。
    秋が来ると風鈴をしまい、次の季節の飾りとしてスズムシなどを楽しむのが一般的です。

エンディング文章

風鈴の音色が心地よく響く川越氷川神社は、その長い歴史と豊かな伝承で訪れる人々を魅了します。
奈良時代から江戸時代にかけての風鈴の歴史を辿ると、魔除けとしての風鐸から、貴族の間で広まり、ガラス製風鈴が庶民に普及するまでの進化が見えてきます。

特に、江戸時代の職人技術を今に伝える江戸風鈴は、宙吹き製法や絵付けによる独特の美しさと音色が特徴です。
川越氷川神社では、1,500個の江戸風鈴が夏の風物詩として飾られ、訪れる人々に涼やかな音色を届けています。

現代では、風鈴は夏の装飾やインテリアとしても親しまれ、季節ごとに風情を楽しむ文化が根付いています。
川越氷川神社の風鈴回廊を訪れることで、日本の伝統文化と職人技術の美しさを再発見することができるでしょう。

皆さまもぜひ、川越氷川神社で風鈴の音色を楽しみながら、その歴史と伝統に触れてみてください。訪れるたびに新しい発見と感動が待っています。

ルファ
ルファ

 ぜひ、川越氷川神社を訪れて、その魅力を全身で感じてください。

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