明治神宮 鎮守の杜(ちんじゅのもり)

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観光地伝承【東京】
撮影:鎮守の森と一ノ鳥居

永遠に続く明治神宮の森

明治神宮の森は、永遠に続く森を目指して作られた特別な場所です。
植えられた木々のほとんどは、国内外からの献木で賄われました。
サハリンや台湾からも約10万本の木が寄せられ、その中には村自慢の大木も含まれていました。
これらの木々は鉄道で運ばれ、原宿駅から境内までの引き込み線を使って運ばれたのです。
植樹作業には延べ11万人の青年奉仕団が参加しました。

森の設計と成長

森の設計を担当したのは、本多静六、本郷高徳、上原敬二の三人です。
彼らはこの地で長く育つ森にするために、カシ、シイ、クスなどの常緑広葉樹を推奨しました。
初めは背の高い針葉樹を植え、その下で広葉樹が育ち、最終的には広葉樹の森になるという計画でした。
2020年で100年を迎えたこの森は、予想よりも早く自然の力で成長し、豊かな生態系を形成しています。

撮影:鎮守の森

森の手入れと自然の力

明治神宮の森は、人の手を入れずに自然の力だけで成長を見守っています。
ただし、参拝者の安全を確保するための最低限の手入れは行われています。
落ち葉を掃除する「掃き屋さん」たちは、自作のほうきを使い、落ち葉を集めて森に返しています。
こうして創建当初から落ち葉は捨てずに森へ返され、土はふかふかになっています。

エヌ
エヌ

1945年の東京大空襲の際、森の土が爆撃を和らげ、火が広がらなかったため、近隣の人々がこの森に避難して難を逃れたそうですよ〜。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

それは凄いですね〜。

散策の楽しみ

明治神宮の森を散策すると、参道の作りや風致的な工夫が随所に見られます。
原宿駅から鳥居をくぐって南参道に入ると、ゆるやかな下り坂になっており、途中にある神橋からは清正井の水が流れ、紅葉する木々や自然の渓谷のような眺めが楽しめます。

撮影:途中にある神橋
撮影:途中にある神橋


また、代々木の地名の由来とされるモミの大木も見られます。

正参道の入り口には高さ12mの日本で有数の大鳥居が立っています。

撮影:大鳥居


台湾の山奥から運ばれた大木の台湾ヒノキを使ったこの鳥居は、塗りをしない素木の荘厳な姿が印象的です。
柱の表面には縦に筋が入っており、遠くから見ると陰影が美しいと言われています。

100年の歴史と生態系

2020年で創建100年を迎える明治神宮の森は、鳥、昆虫、粘菌など様々な生き物が暮らす豊かな生態系を持っています。
2014年に行われた境内総合調査では、約3000種の動植物が確認され、多様性に富んだ森であることが明らかになりました。

都心のオアシス

都心の喧騒の中にありながら、四季折々の自然を感じられるこの場所は、訪れる人々に安らぎと感動を与え続けています。
毎日変わる風景や音、森の息吹を感じながら散策することで、明治神宮の森が持つ特別な魅力を体感できるでしょう。

ぜひ、明治神宮の森を訪れて、この特別な場所の美しさと歴史を感じてください。
自然と歴史が調和したこの場所は、心を癒し、豊かな時間を提供してくれることでしょう。

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