産業革命は、18世紀後半から19世紀初頭にかけて、イギリスを中心に始まり、その後世界各地に広がった重要な歴史的な出来事です。この時期における産業革命は、農業主体の社会から工業化と機械化の進展を促す出来事でした。
産業革命は、近代工業社会の礎となり、経済・社会・技術の多くの分野に革新的な変化をもたらしました。一方で、労働者の搾取や都市化に伴う社会問題も発生し、これらの問題に対処するために労働法や社会制度の改革が進められました。また、産業革命の過程で環境問題も浮上し、環境への配慮が重要な課題となっています。
こんにちは歴史素人研究家ルファです。
助手のエヌです。
ね〜ぼです。
ルファさん、ね〜ぼ、私、最近不思議に思ってることがあるんです。
どうしたんです?
太陽エネルギーが人体に及ぼす影響のことですか?
いや、そんな難しい事は考えてないです!
たくさん寝てもすぐ眠くなっちゃう理由ですか?
それはね〜ぼだけでしょ!
それでもないとすると、人間の目の解析度では解析できない物質があり、一部の突然変異した人間だけが見えるで物質の中に、幽霊という存在があるのかという問題ですか?
逆にそれは気になりますけど・・・
食べると眠くなってしまう理由ですか?
それもね〜ぼだけでしょ!
・・・いや、それはみんななるか・・
いやいや違いますよ!
私が不思議に思っている事は、江戸時代、日本で産業革命が起こらなかった理由なんです!
それは、江戸時代の日本が海外との交流を絞っていたからじゃないんですか?
そういうことではなくて、なぜ、イギリスより早く日本で産業革命を起こせなかったのかなって思って!
江戸時代は、商工業の分野で世界的にみても目覚ましい発展があった、という話があるんです
だったら、イギリスより先にそういった革命があっても良かったんじゃないかなって思うんですよね、、。
ええ〜そんなの偶然じゃないんですか?
たまたまですよ〜!
答えは「たまたまイギリス人が革命を起こしただけだった」です。
そうですね!
たまたまイギリス人が革命を起こした・・・
って、それでは動画が終わってしまいます。
もうちょっと深く考えてみましょう。
というわけで、今回は、なぜ日本に産業革命が生まれなかったのかを調査してみましょう。
この問いに返答するには、当時のイギリスの環境と日本の環境の違いについて調べる必要がありますね。
ますはイギリスの環境についてお伝えしていきます。
18世紀にイギリスで起こった産業革命
産業革命の始まりは1750年のイギリスで始まりました。
産業革命とは、この時代、生産活動の中心が「農業」から「工業」へ移ったことで生じた社会の大きな変化のことです。
産業革命を支えたのは、さまざまな技術革新でした。
機械化によって生産性が一気に向上したのです。
ではなぜ、そのような動きがあったのでしょうか?
生産物を売るための市場が存在したことも大きな理由ですが、もう一つ、
「労働力を節約する機械」を開発することが金儲けになったからです。
一見当たり前のような気がしますが、安く、人を使える時代では、人に手作業してもらっても十分に稼げるので、特に機械化をしようという発想にならないのです。
つまり、労働力が高価で資本が安価なところでは、機械を使うほうが利益になり、その条件にイギリスが該当していたわけです。
ある研究では爆発的に人口が増えると、労働生産性はむしろ低下するという結果が出ています。
たとえば1反(いったん)の農地で穀物を栽培する場合、1人よりも2人で働くほうが収穫量は増えます。
ところが、2人が3人、3人が5人に増えると、収穫量の増加率は急激に鈍っていきます。
それは、1反という面積が変わらないので、一人当たりの労力を減らすことは減らせますが、そこでの栽培料は変わらないからです。
それより、種子の改良や化学肥料の投入に時間をかけたほうが生産性は上がるというわけです。
つまり、農業に適正数以上の人力を投入する社会では生産性が低下し、1人当たりの所得も減少する可能性が高いのです。
当時のイギリスの人口はそんなに多くなく、人件費が高かくなっていたため、そういった機械化を進めて効率よく製品を作成する方が稼げるという思考になっていったわけです。
なるほど〜、イギリスは当時、人口が多かったわけではないけど、植民地などもあったことで
販売ルートや原材料の確保ができていたので、それを効率よく製品に変える事が一番稼げる方法だったんですね。
そういう事です。
やっぱり人間ってお金というものが原動力の根本にあるんでしょうね。
う〜ん、ちょっと難しかったんですが、簡単にいうと、人が少なかったから、今まで人でやっていた仕事を機械にやってもらって方がいい事に気づけたという事ですか?
そうですね。
人が多かったら、そういった発想にはなりにくいですかたね。
どの時代でもイノベーションの始まりは現状の不満足から生まれるものなんです。
・・ということは、日本では当時人口が多かったという事になります?
そうですね。それでは当時の日本の話をしていきましょうかね。
産業革命時の日本
産業革命が起こったのが1750年。
日本では当時は江戸時代真っ只中でした。
江戸時代は1603年〜1868年なので1750年は丁度江戸時代の通版ぐらいですね。
日本では戦国時代が終わって太平の世になると、日本の人口は爆発的に増加し、1800年頃にはお隣中国の清と同じく人口過剰時代へ突入したと言われています。
人口が多いと、最低生活レベルの賃金で容易に労働力を確保できるようになります。
これは手作業が必要な工芸や園芸の発展にとってはかなりの好条件ですが、労働生産性を高めるための技術の発展、すなわち工業化を推進するためには不都合なんです。
だからと言って、1800年前後の江戸幕府(日本)や長江下流域(中国)では何の発展もなかったというわけではないのです。
当時の日本では菊や朝顔の新種が開発されていたし、中国では余剰労働力を活用して綿花の栽培が行われており、経済全般にわたって「分業化」が盛んに進められていました。
人びとの趣向に合った新製品の開発や、個々の農家で生産されていた綿布を専業の農家で生産するようになったのは明らかな「進展」です。
イギリスでは「産業革命」が起こり、日本では 「勤勉革命」が起こっていたのです。
労働力を削減して機械への依存度を高めたのが産業革命だとすると、勤勉革命は安価な労働力を最大限に活用して、きめ細かい製品を作るという分野を成長させることができたというわけです。
しかし、機械化などの効率を良くするという思考は薄れてしまったのです。
その代表的な例が19世紀の日本のあるデータから読み取れます。
名古屋地方の、1660年頃の家畜数は1万7825頭、1810年頃の家畜数は8104頭と、実に55%も減少しています。
これは、その1660年代には馬や牛を使って耕作が行われていましたが、1810年には家畜を利用した耕作がほとんど行われなくなったことを意味しています。
人口が増加し、 人当たりの人件費が下がるにつれて、家畜の代わりに人を使って耕作するようになったというわけです。
つまり、高密度の長時間労働によって総生産量を増加させる方法で社会が発展したということです。
つまり、産業革命はさまざまな理由が考えられますが、最も説得力のある答えの一つが「人口量」の関係で起こるべき状態の国、当時のイギリスで起こったというわけなんです。
日本は良くも悪くも安定した時代だったから、人口が増えて効率化をそんなに求めなくても良かったんですね。
そっか〜、日本は人も多いし平和でいい時代だったんですね〜!
いい時代というのもちょっと難しいですね。
というもの、今ほど、食料が安定していない時代ですから!
人口が多い所に、災害や天候不良で食料が取れなくなると、一気に飢饉になってしまいますからね〜!
実際、江戸時代には大きな飢饉によって多くの餓死者が出て大変だった時もあるんです。
でも戦国時代の農民の生活よりは安定していたみたいだし、いつの時代と比べるかによって見方は変わりますけどね〜
食べ物がないのは嫌です〜!
食べ物いっぱい食べて、寝ちゃうのが一番の幸せなんです〜
こらこら、それは健康によくないからやめた方がいいですよ!
でも、日本人の器用さや丁寧な仕事ぶりってこの江戸時代に培われた気がしますね、、。
人手はたくさんあったので、1つの作業にかけられる時間が多かったってことですもんね。
確かにそうですね。
日本人の気質はこの時代の影響がおおきそうですね。
あ、今気づいたんですけど、今の日本って当時のイギリスに少し似てません?
人口は減少しているし、、
イノベーションが起こりやすい状況なんじゃないですか?
そしたら、農業イノベーションを起こしてほしいです〜
農業を自動化して食べ物に困らない世界を作ってほしいです〜
ね〜ぼはたまに核心をつきますね!
確かに農業は、道具は進化してますが、で少人数で大量生産とは言えないですもんね。
今水耕栽培見ないなものはできてきてますが、まだまだ小規模ですからもしかしたら、狙い目かもしれませんね。
そうですね。
もしかしたら、この動画を見てくださっている方が農業に未来を感じて、自動化のイノベーションを起こして日本が中心となって世界に広まり、日本経済が持ち直すことができたら、
ね〜ぼは日本を救う救世主ですね。
えへへ〜、照れますね〜。
ということで、今回の動画は、ね〜ぼが日本を救うかも!というお話をさせていただきました。
違うだろ!
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