待乳山聖天に祀られてる聖天様はインド神話のガネーシャ!?ガネーシャの神話や姿からご利益を探る!

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観光地伝承【東京】

ガネーシャは、ヒンドゥー教の神の一柱で、インドでは広く信仰されています。彼は障害を取り除き、福をもたらす豊穣や知識、商業の神様として知られています。事業開始や商業の神、学問の神、文化や芸術を司る技芸の神、病苦からの解放をもたらす医術の神など、様々な事象を司る万能の神とされています。この記事では、ガネーシャの基本情報、彼の身体的特徴、象頭の由来、そして彼にまつわる興味深いエピソードを紹介します。

ルファ
ルファ

こんにちは、素人歴史研究家ルファです。
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ね〜ぼ
ね〜ぼ

マスコットのね〜ぼです。

ルファ
ルファ

前回の記事で浅草にある本龍院待乳山聖天というお寺についてお話ししましたよね。

覚えてますか?

ね〜ぼ
ね〜ぼ

もちろんです。

大根をお供えする不思議なお寺ですよねー。

ルファ
ルファ

そうです。そうです。
他にも巾着や浴油祈祷も行う、浅草のパワースポットです。
じゃあねーぼ、そこに祀られてる神様は覚えてますか?

ね〜ぼ
ね〜ぼ

ええっと、聖天様でしたっけ?

ルファ
ルファ

よく覚えていましたね。聖天様や大聖歓喜天と呼ばれる神様です。
そしてこの聖天様は仏教の流れで日本に入ってきた、元々インドのガネーシャって神様なんですよ。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

顔が像で体が人間のー?
私と似た匂いを感じます。

ルファ
ルファ

ね〜ぼは神様じゃないので、全然似てないですよ💦
でもこのガネーシャを調べてみたら本当に面白い神様だったんですよ!
なので、今回は待乳山聖天をもっと楽しむために、このガネーシャの神様についての調査報告をしようと思っています。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

それは面白そうですね。
神様を知ると、お寺参りが楽しくなりますもんねー。

浅草の大根寺!本龍院待乳山聖天の魅力を深めるために知るべき歴史と伝承
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僕たちの周りには、豊かな歴史を持つ魅力的な観光地が数多く存在しています。

このブログでは、観光地それぞれの歴史を深掘りし、訪れる価値がなぜ高いのか、その背景にあるストーリーを詳しくお伝えします。
歴史を通じて、それぞれの場所がどのようにして今の姿になったのかを探っていきましょう。

これらの場所は単なる美しい景色や楽しいアトラクション以上のものを提供してくれます。それは、その土地固有の歴史的背景、伝説、そして時には忘れ去られた物語です。

基本情報

ガネーシャは、ヒンドゥー教の神の一柱で、インドでは広く信仰されています。
父親はシヴァ(Shiva)・・・シヴァはヒンドゥー教の最高神の一つで、破壊と再生の神とされています。
母親は: パールヴァティ(Parvati)・・・パールヴァティはシヴァの妻であり、愛と献身の女神とされています。

ルファ
ルファ

ご両親の神はインドでは凄い神様なんですよー。

困難や障害を取り除き、福をもたらす豊穣や知識、商業の神様とされ、事業開始と商業の神、学問の神とも呼ばれます。 また、文化や芸術を司る技芸の神、病苦からの解放をもたらす医術の神など、様々な事象を司る万能の神とされています。

ガネーシャは特に「モーダカ(Modaka)」というお菓子が好きであるとされています。モーダカはヒンドゥー教の祭りや儀式でガネーシャに捧げられることが多いです。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

米粉もしくは小麦粉を練った生地で、刻んだココナッツや砂糖を混ぜて作った餡を包んで、これを植物油で揚げたり、蒸したりした食べ物ですよね。

モーダカ美味しそう🎵

モーダカ:wiki参照
ルファ
ルファ

食べ物に関しては詳しいな!

ガネーシャは、太鼓腹の人間の身体に片方の牙が折れた象の頭をもつ特徴的な姿で、4本の腕と2本の脚を持ちます。

また、ガネーシャは西インドでは商売繁盛の神様として崇められていますが、南インドではそれぞれの状況に応じて、様々な形で礼拝されています。

日本では「聖天」「歓喜天」「大聖歓喜双身天」など様々な呼び名があり、仏教の守護神である天部の一つである聖天(歓喜天)と呼ばれます。

ガネーシャの身体的特徴

ルファ
ルファ

ガネーシャには数多くの神話があるのですが、ガネーシャの描かれた姿にその神話の内容が盛り込まれているんですよ。
そしてご利益はその神話に因んだものが多いんです。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

へー、面白いですねー。
でも色んなガネーシャ絵を見るとちょっと違いもありますよねー。

ルファ
ルファ

やはり古い神様なので、地域や時代によって神話の内容が変わったりするんです。
なので、これからお伝えする事以外にもまた違った色んな話があると思いますよー。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

う〜ん、混乱しますねー。
でもそういう所が神話の面白さでもありますよね。

象頭の理由とは?

ルファ
ルファ

ガネーシャがゾウの頭を持つようになった理由には、いくつかの神話が伝えられています。それぞれのお話を簡単に説明しますね。

パールヴァティーとシヴァのお話
AI画像

あるとき、ガネーシャのお母さんであるパールヴァティーが、体を洗ったときに出た垢(あか)を集めて人形を作り、その人形に命を吹き込んでガネーシャを誕生させました。
パールヴァティーが入浴中、ガネーシャがその番をしていたとき、父であるシヴァが帰ってきました。
しかし、ガネーシャはシヴァが偉大な神であり、自分の父親であることを知らず、浴室に入ろうとするシヴァを拒みました。
怒ったシヴァはガネーシャの首を切り落としてしまいます。
後でシヴァは、それが自分の子供であることを知り、首を探しに行きましたが、見つけることができませんでした。
そこで、最初に見つけたゾウの頭をガネーシャに取り付けて復活させました。

シャニの呪い
AI画像

別のお話では、ガネーシャはパールヴァティーとシヴァがヴィシュヌに祈りを捧げて生まれました。
神々がガネーシャの誕生を祝うために集まりましたが、その中のシャニという神様は、見つめたものを灰にしてしまう呪いを持っていました。
シャニは呪いを避けるために皆んな俯(うつむ)いていましたが、パールヴァティーは息子は「不死身だから大丈夫だ」と思い、シャニにガネーシャを見るように勧めました。
その結果、ガネーシャの頭は破壊されてしまいました。
悲しんだパールヴァティーのために、ヴィシュヌはガルーダに乗って代わりの頭を探しに行き、川で寝ているゾウの頭を見つけて、それをガネーシャの頭として取り付けました。

ルファ
ルファ

ガネーシャがゾウの頭を持つようになったのは、彼の頭が何らかの理由で失われ、その代わりにゾウの頭を使ったという神話から来ています。
どちらのお話も、インド神話ならではの面白い背景を持っています。ガネーシャはゾウの頭を持つことで、知恵や力を象徴し、多くの人々に崇められています。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

でも、インドの神様も無茶苦茶ですねー。

ガネーシャの目は小さいですが、近くのものだけでなく、遠くのものもよく見えます
これは、ガネーシャがとても細かいことまで見通すことができることを表しています。
なお、ゾウは視力が悪いとも言われていますが、ガネーシャは心の目が発達しているとも考えられています。

ガネーシャの耳はとても大きくて、うちわのような形をしています。
これによって、遠くの小さな音まで聞くことができます。また、雑音や聞きたくない音はその大きな耳で遮断することもできます。
これにより、ガネーシャが多くの人の意見や望みを聞き入れ、必要なときには雑音をシャットアウトして集中できる力を持っていることを表しています。

ガネーシャの長い鼻は、いろんなものを嗅ぎ分けたり、必要なものを拾い上げたり、不要なものを投げ捨てたりすることができます。
これは、ガネーシャが物事を細かく見分ける智慧を持っていて必要なものとそうでないものを正しく選べることを表しています。

よく4本の腕で描かれます。その4本の腕について説明します。

ガネーシャの1本の腕には斧を持っています。これは、障害物を取り除くために使われます。執着を断ち切る力を表しています。

もう1本の腕には縄を持っています。この縄は信者を最高の目標へと引き寄せることを意味します。

お菓子

3本目の腕にはお菓子を持っています。これは自分自身を理解し、人生を楽しむことの象徴です。このお菓子はモーダカです。

開いた手のひら

最後の腕は手のひらを開いています。これは神からの恩恵を表しています。

アンクーシャ(杖)

これは自分を信じ、自分で指揮を執ることで自由になることを表しています。

ロータス(蓮の花)

これは人生の高い目標を表しています。蓮の花は泥の中で育ちますが、きれいな花を咲かせます。これは、この世界に存在していても汚れないことを意味します。

折れた牙

これは、良いことを続け、悪いことを捨てる能力を表しています。また、集中することの象徴です。

トリシューラ(三叉の鉾)

これは、過去、現在、未来を表し、ガネーシャの父神シヴァの象徴です。

地につける脚

これは物質的な世界、現実世界の重要性を表しています。

天に上げる脚

これは精神的な世界、心や魂の重要性を表しています。

ルファ
ルファ

ガネーシャの短い脚は、ゆっくりと着実に歩むことを表し、堅実さと腰を据えて人を動かす指導者としての資質を示しているんですって。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

ガネーシャは、障害を取り除き、目標に向かって導いてくれる、知識と知恵の神様なんですね。

片方の折れた牙の由来

ルファ
ルファ

ガネーシャの片方の折れた牙には、いくつかの有名な神話が伝えられています。これらの話を簡単に説明しますね。

『マハーバーラタ』の執筆

あるとき、インドの聖典『マハーバーラタ』の著者であるヴィヤーサが、物語を書き留めることができませんでした。
そこで、ガネーシャが代わりに文字を書くことになります。
しかし、ガネーシャはペンを持っていなかったため、自ら右の牙を折り、その牙で執筆しました。これが、ガネーシャが学問の神様として崇められる理由の一つです。

パラシュラーマとの戦い

ガネーシャの父神シヴァが眠っている間に、パラシュラーマというヴィシュヌの化身が訪れました。
ガネーシャはシヴァを守るためにパラシュラーマを部屋に入れないようにしました。
二人は喧嘩になり、パラシュラーマはシヴァからもらった斧をガネーシャに投げつけました。
ガネーシャは父親のシヴァを尊敬していたため、その斧に敬意を払って片方の牙で受け止めたため、牙が折れてしまいました。

誕生日の出来事

ガネーシャが誕生日にたくさんのお菓子を食べた帰り道、彼の乗り物であるネズミが蛇に驚いて転倒してしまいました。
ガネーシャはこぼれたお菓子を集めてお腹に戻し、ヘビでお腹を巻きつけました。
この一部始終を見て嘲笑した月に対し、ガネーシャは怒って自分の牙を折り、それを月に投げつけました。
この出来事から、月は満ち欠けするようになったと言われています。また、ガネーシャの足元にはネズミ、お腹にはヘビが描かれることが多いです。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

ガネーシャの片方の折れた牙には、それぞれ違う神話があるんですね。
学問の神様としての役割、父親への敬意、怒りといったさまざまな理由で牙が折れたという伝説があり、どれもインド神話ならではの面白いお話ですね。

ルファ
ルファ

でしょ。
やっぱり歴史が長いと神様の神話も地域によって少しづつ変化していくものなんです。

ガネーシャとネズミ

AI生成

昔、悪魔がガネーシャ神に退治され、その悪魔はネズミの姿に変えられました。
このネズミの名前は「ムシカ」といい、ガネーシャの乗り物とされました。
このネズミは暗闇を象徴しています
ガネーシャ神がネズミを乗り物にしていることは、彼が暗闇の世界を調整し、支配していることを表しています。

また、ネズミは嗅覚がとても鋭く、匂いのする方向へ自由に動き回ります。
この特徴から、ネズミは欲望や無知を象徴しています。
ガネーシャ神がネズミに乗っていることは、彼が欲望や無知を制御し、正しい方向に導いてくれることを表しています。

ルファ
ルファ

というわけで、ガネーシャ神がネズミを乗り物にしていることには、深い意味があると言われているんですよ。ネズミは暗闇や欲望、無知を象徴しており、ガネーシャ神がそれらをコントロールし、人々を正しい道に導いてくれることを示しているんです。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

ガネーシャ神とネズミの関係は、インド神話ならではの興味深いお話ですね。

ご利益

ルファ
ルファ

今まで、ガネーシャのビジュアルから色んな神話の話をしてきました。
その神話を知ると、ガネーシャ神のご利益も見えてきそうな気がしませんか?

ね〜ぼ
ね〜ぼ

はい〜。
でもいっぱいあり過ぎて忘れちゃいました。

ルファ
ルファ

ではちょっとまとめてみましょうか?

1. 障害除去
ガネーシャは「障害を取り除く神」として知られており、あらゆる困難や障害を取り除き、道を開くとされています。
新しい事業の開始や旅立ちの際に祈りを捧げると良いとされています。

2. 学問成就
学問や知識の神としても崇められています。学生や学者が勉強や研究で成功を収めるためにガネーシャに祈るといいとされています。

3. 知恵と智慧
ガネーシャは智慧の象徴であり、知恵を授ける神とされています。困難な状況で正しい判断を下すための助けとなるとされています。

4. 繁栄と成功
ビジネスや商売繁盛の神としても信仰されています。新しいビジネスの立ち上げや重要な取引の前にガネーシャに祈りを捧げることで、成功と繁栄をもたらすとされています。

5. 家庭円満
ガネーシャは家庭の平和と調和を守る神でもあります。家族の問題や対立を解決し、家庭内の幸福を保つ助けとなります。

6. 健康と安全
ガネーシャは健康と安全を守る神としても信仰されており、病気の予防や安全な旅を願う人々が祈りを捧げます。

最後に

ガネーシャは、その象の頭と特徴的な姿で多くの人々に愛されています。
彼の神話やエピソードは、インド神話の中で特に魅力的であり、知恵と力の象徴として崇拝されています。ガネーシャは、障害を取り除き、成功と繁栄をもたらす神として、ビジネスや学問、家庭生活において多くの人々に信仰されています。
ガネーシャの物語を知ることで、私たちは困難を乗り越え、目標に向かって進むためのインスピレーションを得ることができるかもしれません。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

ガネーシャって凄い神様なんですね。

ルファ
ルファ

そうなんですよ!
他にも色んな神話もあるので、まとまり次第記事を追加していきますね。

ね〜ぼ
ね〜ぼ

で、なんでガネーシャの事調べていたんでしたっけ?

ルファ
ルファ

もう、ね〜ぼ忘れないでください。
ガネーシャは日本では聖天様と呼ばれていて、浅草の待乳山聖天に祀られてるっていう話だったじゃないですか〜!

ね〜ぼ
ね〜ぼ

そっかー!そんな事聞いたら、待乳山聖天に行ってみたくなりましたー!

ルファ
ルファ

でしょ?
聖天様が祀られているお寺は他にも沢山あります。
ぜひ、神社やお寺に行かれる際は確認してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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