翼を焼きながら夢を追い、海に沈んだイカロス。挑戦と悲劇の神話。
こんにちは素人歴史研究家ルファです。
助手のエヌです。
ね〜ぼです。
本日は神話から人生を学ぼうシリーズです。
以前に何度か、記事にしましたが、今回もギリシャ神話から人生の教訓を学んで行きましょう。
前に、プロメテウスやナルキッソスの物語を記事にしてたシリーズですね。
確か、プロメテウスは火を人間にくれた神様で、ナルキッソスのお花の名前の由来になった神様の話でしたよね。
そうですそうです。
こちらの記事も興味があったら是非見てみてください。
今回はギリシャ神話のイカロスの物語について話していきましょう。
ちなみにイカロスは知ってますか?
う〜ん、聞いたことがあるような、ないような・・
「勇気一つをともにして」って合唱曲知りません?
「む〜か〜し〜、ギリシャ〜の〜イカロスは〜♩」
??
「ロウ〜で固めた〜鳥羽〜♩」
ええ?知りません?
いやちょっと音程が・・・
音程に関してはほんとすいません!
一度YouTubeで「勇気一つをともにして」で検索してみてください。
昔、一度は学校で歌った事があるはずです。
今回はイカロスの物語から人生の教訓を学んで行きましょう。
一度、確認のため物語の解説をしていきますね。
イカロスの物語
古代のギリシャのお話です。
クレタ島の迷宮の中に閉じ込められた父と息子、ダイダロスとイカロス。
彼らの前には海が広がり、迷宮には恐ろしい怪物、ミノタウロスが2人を狙っています。
そこでダイダロスは、息子イカロスと共に脱走する計画を立てました。
ダイダロスは著名な発明家であり、彼は鳥の羽とワックスを使って二人分の翼を作りました。
そして、彼はイカロスに対して、飛ぶ方法と注意点を教えました。
「高く飛びすぎてはならない。太陽の熱でワックスが溶けてしまうからだ。
低く飛びすぎてもならない。
海の波で羽が濡れてしまうからだ。
ちょうど真ん中の高さで飛ぶんだ、イカロス!」
ダイダロスはそう教えました。
そして、ついに二人の飛び立つ日がきました。
父のダイダロスが先に飛び立ち、イカロスも後に続きす。
初めての飛行は恐怖と興奮に満ちていましたが、二人はうまく飛ぶことができました。
しかし、飛行の喜びに酔いしれたイカロスは、父の警告を忘れ、ますます高く飛ぼうとしました。
彼は太陽に近づき、高みの喜びを感じました。
しかし、その瞬間、彼の翼のワックスが溶け始め、羽が一つずつ落ちていきました。
父のダイダロスは恐怖と無力感に打ちのめされました。
息子の名を叫びながら、彼はイカロスが海に落ちるのを見ることとなるのです。
イカロスは自分の行動の結果によって命を失い、その名を海に沈んでしまうのでした。
イカロスは自由と成功の魅力に引き寄せられ、しかし結局はその誘惑によって命を落とすという、悲劇的な結末を迎えました。
一度、確認のため物語の解説をしていきますね。
なんだか悲しいお話でした〜!
自由の怖さを感じますね!
現実と自己の制限を認識し尊重する重要性
それではこのお話から、それぞれが何を感じたか発表し合いましょう
まずは僕から!
「勇気一つをともにして」の歌詞では勇気を強調してますが、大人になって改めて話を聞くと、イカロスの物語は、僕たちが追求する自由や夢に対して、現実と自己の制限を認識し尊重する重要性も教えてくれてる気がします。
自由とは無制限のものではなく、自己の限界と自己責任との間でバランスをとることを要求するものであり、その認識を怠ることが破滅を招く可能性があるんじゃないかなって思いますよね。
さらに、ダイダロスとイカロスの関係は、親子の関係や教育の重要性についても考えさせられます。
ダイダロスは、自分の知識と経験をもとに、息子に対する指導と警告を行いますが、イカロスはその言葉を無視し、自己の判断だけを頼りに行動してしまいます。
これは、親が子供に対してどのように指導や教育を行うべきか、また、若者が経験豊富な人々の教えをどのように受け入れるべきかという問いを投げかけてる感じがしますよね。
自己制御の重要性
今度は私です!
私は「 自己制御の重要性」が印象的でした。
イカロスの物語は、自己制御がどれほど重要な能力であるかを教えてくれますよね。
興奮や自由の感覚に酔いしれて規則や制約を無視すると、それが最終的に自己の破滅につながる可能性があることを教えてくれてます。
自己制御は、自分の行動や選択に対する責任を全うし、自己の安全や健康、そして他人や社会との関係を維持するために必要なスキルだなって感じました。
また、自己の限界を理解し尊重することの重要性も教訓になりましたね。
自己の限界を理解し、それに対して尊重を持つことの重要性、
無制限の自由や成功の魅力に引き寄せられることは容易ですが、現実的な自己の制限とバランスをとることを忘れてはなりませんね。
自己の能力や資源、そして状況を理解し、それらに基づいて行動することが大事なんだなって改めて感じました。
他社への敬意と謙虚に学ぶ姿勢
ね〜ぼはどうでした?
私は、「他社への敬意と謙虚に学ぶ姿勢」が大切なんだな〜って思いました。
経験豊富な人々からの教えを尊重し学ぶことができれば、イカロスさんは死ななかったはずですもんね〜。
知識や経験を積んだ人々から学ぶことは、適切な判断を下すことができて、より良い選択をするために重要だなって思いました。
私もブログの話し合い中よく眠くなってしまって、ルファさんに注意されますが、ちゃんと聞こうって思いました。
おお、いい心がけですね。
ん?って事は今まで響いてなかったのか?
いかがでしたでしょうか?
イカロスの物語は古代から語り継がれてきた教訓の神話であり、現代においてもその教訓は色褪せることなく、僕たちが自由を追求するための重要な指南となっています。
それは適度な自己制御と、自己の欲望と現実とのバランスを見つけることの大切さを教えてくれる、古代からの贈り物なのです。
皆さんも、イカロスの話から何か得られるものがあったのではないでしょうか?
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