こんにちは、素人歴史研究家ルファです
助手のエヌです
ね〜ぼです
オープニングでお分かりかと思いますが、今日は特別なゲストをお迎えしようかと思っています。
それはウルグアイの元大統領!ホセ・ムヒカさんです。
ホセ・ムヒカさん? ウルグアイの大統領? おおっ、すごいですね〜。でも、あまり詳しくはわからないです〜!
う〜んちょっと眠気が・・
ね〜ぼ、起きてください! 歴史的な瞬間ですよ。
ホセ・ムヒカさんは貧富の格差を是正し、環境保護を重視した政策で知られているんです。
助手のエヌですそれだけでなく、自分の給料の大部分を寄付したり、簡素な生活を送ったりして、 “世界で最も貧しい大統領”とも呼ばれているんですよ。
えっ、大統領が貧しいんですか?
私が総理大臣になったら、全国民に昼寝の時間を儲けます。
こらこら
もしね~ぼが総理大臣になったら日本は終わりますね!
でも今回は本当に嬉しいんです。
ホセ・ムヒカさんの生き方や哲学に凄く興味があって、
是非一度お話を聞きたいと思っていたので!
まさか、本当にインタビューを行うことができるなんて、
とても光栄です〜!!
でもルファさん、すごいですね。
こんな著名人にアポが取れるなんて!
(そんなに社交性がある様には見えないんですけど、、)
アポ?
そんなの取れるわけないじゃないですか?
え?じゃあどうするんですか?
ふふふ、そこは私の出番じゃないですか!
私のおはこ、口寄せの術があるじゃないですか〜?
そうです。ね〜ぼの口寄せの術があるじゃないですか。
なるほど、ね〜ぼの口寄せの術がありますもんね!
って、なんでもありだな!
今回のホセ・ムヒカさんへの取材記事、ぜひ最後までご視聴お願いします。
今回は僕もほんとに楽しみにしてました
こんな光栄な事、中々ないですからね!
聞きたいことのあれやこれをたくさんメモしてきました
さあ準備は万全です!
それではね〜ぼお願いします
はい、お任せください!
口寄せの術〜
うわ~!
あ、そういえば、私の口寄せの術は対象者を呼び寄せる代償として、私たちの誰かが対象者と入れ替わっちゃうんでした~!
ルファさん…
あんなに楽しみにしてたのに…
憐れですね…
憐れです~
インタビュー開始
フォフォフォ、一体ここはどこじゃ?
今日は、麦の収穫をしようとしておったはずなのに!
うわ〜本物のムヒカさんだ!
緊張する〜
いつも冷静なエヌさんなのに、今日はなんだか新鮮ですね〜
ムヒカさん、ムヒカさん、ちょっとお話させてもらってもよろしいでしょうか?
なんじゃ?わしに協力できる事ならなんでもするぞ?
なになに、取材をしたいと・・
おお、構わんぞ!なんでもきいてくだされ!
さすがムヒカさん、お優しい!
それでは早速!
世界で最も貧しい大統領と呼ばれ、給料のほとんどを寄付にまわされてるとのことですが、そんなムヒカさんは、どのような幼少期を過ごされていたのでしょうか?
ホセ・ムヒカ幼少期時代
うむ、わしは1935年にウルグアイのモンテビデオで生まれ、貧困の中で育ったのじゃ。
青年として成長した後も家畜の世話や花売りなどで家計を助けながら生活しておったのじゃ。
しかし、当時のウルグアイの政治では世の中が不幸になると感じてな。
反政府の組織に入る事にしたのじゃ。
ええ、ムヒカさんは反政府組織にいたんですか?
それはなんというか意外です〜
それだけ世の中が乱れていたんですね?
当時のウルグアイは、どんな状況だったのでしょうか?
当時のウルグアイの様子
うむ、そうじゃな!
1960年代から1970年代のウルグアイは、経済的および政治的に混乱の時期だったのじゃ。
この時期の前半はしばしば「穏健なスイス」と呼ばれたりしていたのじゃが、その後、社会に変化が生じた時代でもあったのじゃ。
1960年代初頭まで、ウルグアイはラテンアメリカで最も進んだ福祉国家の一つであり、教育、医療、社会保障などの面で先進的な政策を実施してたのじゃが、徐々に、ウルグアイ経済は停滞し始め、失業率が上昇し、貧困と社会的格差が増大しての〜。
この社会的、経済的危機は政治的な混乱を引き起こし、政府と反政府勢力との間に緊張が生じたのじゃ。
この時期ぐらいじゃったかのう?
わしが左翼反政府組織「トゥパマロス」などの過激派グループが活動を始めたのは!
1973年、軍が政権を掌握し、ウルグアイは軍事独裁政権に移行したのじゃ。
この時期はしばしば「鉛の時代」と称され、政治的な自由が制限され、人権侵害が広く行われていたのじゃ。
わし自身もこの時期に長期間投獄されとったの〜。
1985年、民主化が実現し、ウルグアイは再び民主的な政体に移行してきた時期にわしも、政治に参加し始めたのじゃ。
なぜ反政府組織で活動をしたのですか?
わしが反政府組織で活動を行った理由は、その時期のウルグアイの政治的、社会的状況とわしの自身の信念によるものじゃな。
ウルグアイは1960年代から1970年代にかけて、経済の停滞と政治の不安定さに見舞われていての〜。
多くの人々が貧困に苦しみ、社会的な不平等が増大していたのじゃ。
わしもそうじゃが、他の多くの若者たちも、変化をもたらすためには従来の政治システム内での行動だけでは不十分であると感じ、より過激な手段に訴えることを選んだんじゃ。
当時のわし自身も貧困と格差の問題に悩まされた若者じゃったからの。
これらの問題に対する強い社会正義の感覚を持っていて、トゥパマロスを通じて、社会的な変革を実現しようと思ったんじゃ。
しかし、反政府組織での活動は投獄という重い代償を受けたがの。
武力で解決する方法は正しくはないというのは当たり前なのじゃが、その時はそうする以外のすべがなくての〜。
もっと別の方法があればよかったんじゃが・・。
そうなんですね!
う〜ん、現代の日本からすると、やはり武力で
というのはよくないとは思いますが、
改革に血が流れないということの方が、歴史上は稀ですもんね。
う〜ん、確かに難しそうですね
では政治家になった後は何をされたんですか?
政治家になった後、行った偉業
まずは質素な生活を心がけたの〜。
給料の大部分は寄付し、質素な農場で生活をするよう心がけたのじゃ。
政治家が豪華な生活を送ることによって市民の苦しみに鈍感になるからの〜。
次は貧困と社会的格差の減少に力を入れたの。
教育と健康へのアクセスの改善、社会的格差の縮小、貧困層の生活環境の改善が大切じゃと思っての。
後は持続可能な開発と環境保護についても強く意識してきたのじゃ。
わしらは貧困を持続させてはならない。
しかし、わしは現在の消費モデルを持続させることもできないと思うのじゃ!
今のままの資本主義経済では格差も拡大してしまうし、環境悪化にもつながる
良いバランスを見つけることが大切じゃと考えたのじゃ。
最後にマリファナの合法化じゃな!
これは賛否があったが、非合法でのマリファナの売買が犯罪組織に力を与えていたため、
2013年にウルグアイでマリファナの生産と販売を合法化する法律を承認したのじゃ。
国家の規制下に置いた方がまだ市民にとってはいいと考えたのじゃ。
他にも色々やったが、わしの哲学と行動は、わしが信じる社会の理想像、すなわち公正で平等で、すべての人々が尊厳と幸福を享受できる社会への道を作りたいという思いで行ったものばかりじゃな。
うわ〜ありがとうございます。
とても難しい問題と戦っていたんですね。
それでは今後、人類はどうあるべきだと考えますか?
ホセ・ムヒカの願い
わしが考える人類の理想像は、全ての人々が平等で、公正で、尊厳を持つことができる社会じゃ。
人間の幸福は物質的な富や所有物によって決まるものではなく、人間の尊厳、平和、愛、共感、そして社会的な結びつきが重要だと思っとる。
わしらは互いに助け合い、共感し合うことによって、より強い社会を築くことができる。個々の自己利益を追求するのではなく、共同体全体の福祉を考慮することが重要じゃ。
また、わしらは物質的な富や所有物に固執することなく、生活の質を向上させることができると信じておる。
物質的な富を追求する代わりに、自己の成長、人間関係、自然とのつながりを重視すべきなのじゃ、
それでいて、社会は全ての人が平等に扱われ、公正な機会を得られるようにするべきじゃ。政治家ができることは教育、医療、雇用、そして他の多くの分野において公平なアクセスを確保することじゃと思うぞ。
そして、自然環境を尊重し、持続可能な開発を追求し、地球上の他の生命体と共存し、次世代に健康な地球を残す責任がある。
わしらが互いに敬意を払い、争いを避け、共感と理解を深めることによって達成されると思っておる。
なるほど、、それでは最後にこれだけ聞かせてください
「世界一貧しい大統領」と呼ばれることに関しては
ご自身でどう思われますか?
確かに、貧しいなんて言われて嫌じゃないですか?
世界一貧しい大統領
「世界一貧しい大統領」と呼ばれることについては、わしはそれを誇りに思っておる
その言葉は私の生活様式と価値観を象徴しておる。
わしは質素な生活を選び、大統領としての給料の大部分を寄付してきた。これはわしが物質的な富よりも人間の尊厳と幸福を重視するという信念の表れなのじゃ。
だから、わしが「世界一貧しい大統領」と呼ばれることは、私の価値観を表現する一つの方法であり、世界のリーダーがどのように生きるべきかについての議論を刺激する手段となっておる。
それは私が大統領として、そして人間として、社会的公正、尊厳、そして人間の幸福を追求するという信念を示す事ができた証明だと思っとる。
本当の貧困は選択ではなく、人々が教育、医療、食料、住宅など、基本的な人間の権利を享受するのを阻害するもので、わしの「貧困」は選択によるものであり、それは私が豊かな人生を送るための道具であり、他人を助けるための手段であり、物質的な欲望に囚われることなく自由に生きるための方法なのじゃ。
とても考えさせられるお話、ありがとうございました!
私も自分自身を見直してみたいと思いました
ムヒカさんが理想とする社会が実現できるといいですね〜
私も頑張ります〜!
さようなら〜!
エンディング
ただいま帰りました~
あ、ルファさんが固まってる!
相当ショックだったんですね~。
ひどいじゃないですか~!
僕は凄い楽しみにしてたんですよ~。
まあ、まあ、また次がありますから〜
そうです!また次がありますよ。
ですね!また次がありますもんね!
それでどうでした?
いい話は聞けましたか?
はい、すごいいい話が聞けましたよ
かくかくしかじか。
なるほど、それは噂に違わない大人物でしたね
それはまさに、今の資本主義に対しての警鐘でもありますよね〜。
便利になって快適に生きやすくなった反面、心の部分で生きづらい世の中になっているような気もします。
生活を全て変えることはできませんが、変えられる部分から少しつづ変えていきましょう。
そうですね!
できることから少しずつ!
はい、その前にちょっとお昼寝休憩させてください。
いかがでしたでしょうか?
今回は世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカにインタビューする動画でした。
今回の話が、皆様にとって少しでもプラスになる話になってくれればなと思います。
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