古代の海図に名を刻まれず、科学のページに明瞭に記されることのないレムリア大陸。
かつてインド洋に広がっていたとされるこの伝説の土地は、キツネザルの不思議な分布から始まる物語と、神秘家やオカルティストたちの幻想的な語り口によって、多くの人々の心を魅了してきました。
現代科学はその存在を否定するも、レムリアの伝説は、探究心溢れる人々の間で語り継がれ、僕たちの想像力を刺激し続けています。
こんにちは、助手のエヌです。
ね〜ぼです。
う〜ん…眠い…おや、何の話をしてるんですか?
おはよう、ね〜ぼ!
今、レムリア大陸について語っているんですよ!
あの古代の知識と叡智に溢れた失われた大陸です!
レム…リア?
それ、食べ物ですか?
なんだか美味しそうな響きですね〜!
(笑)それは違いますよ!ね〜ぼ。
レムリア大陸は、かつて存在したとされる伝説の大陸なんですよ。
ほぉー、それは興味深いですね!
でも…なんで今、そんな話を?
私たちが提供する情報は、エンターテイメントとして楽しんでもらいたいから、過度に信じ込むのは避けてほしいね。
ふ〜ん、ところで、レムリア大陸、美味しい物があるのかな?
(笑)美味しいものの話はないかも!
でもお話自体は面白いと思いますよ!
キツネザルの謎!レムリア大陸説の誕生
そのレムリア大陸って一体なんなんですか?
始まりは、アフリカのマダカスカル島にしか存在しないキツネザルの化石がインドで見つかった事なんです。
えーと、キツネザルってのがアフリカのマダガスカル島にしかいないんだよね?
でも、なんでインドからも化石が見つかるの?
いい質問だ、ね〜ぼ!
実は、その謎を解くために、1874年にイギリスの動物学者フィリップ・スクレーターがレムリア大陸の存在に関する仮説を提唱したんです!
彼の考えでは、かつてインド洋に大陸が存在して、その大陸がマダガスカル島とインドを繋いでいたんじゃないかっていうんですよ。
そう。キツネザルの英名は「レムール」なんです。
この名前から、スクレーターはその仮定の大陸を「レムリア大陸」と名付けたんですよ。
このキツネザルの隔離分布が、レムリア大陸説の主要な根拠となっているんです。
えっと、つまりキツネザルがマダガスカルとインドの両方にいることで、昔はそこに大陸があったんじゃないかっていうことですか?
完璧!その通り!
キツネザルの化石がインドや他の地域からも発見されているのは、かつてそれらの地域を結ぶ大陸が存在した可能性を示しているんと考えたわけです!
へぇ~、でも、その大陸って今どこに行っちゃったんですか?
それがわからないんです。
だから謎の島、伝説の島と呼ばれるんですよ!
霊的なレムリア!ブラヴァツキー夫人の神秘的な解釈
もっとレムリア大陸の話を聞きたいな!
さっき聞いたのはキツネザルの分布で、科学的な話でしたけど、なんか他にも解釈があるんですか?
ありますよ!
1888年にヘレナ・ブラヴァツキー夫人が書いた『シークレット・ドクトリン』っていう本ですね。
彼女、神智学協会の創設者の一人だった方です。
ブラヴァツキー夫人の解釈は非常にユニークで、彼女はレムリア大陸を霊的な背景を持つ場所として位置づけましたんです。
彼女の説では、レムリア大陸はインド洋ではなく、太平洋に存在したとされています。
太平洋に?!それは意外!で、その霊的な背景ってなんなんですか?
彼女によれば、レムリア大陸には古代の知識や叡智が秘められていて、レムリア人は霊的な存在として地上に生きていたとされるんです。
この考えは、神秘学者たちの間で非常に高く評価されているよ!
そう、ブラヴァツキー夫人の提唱したレムリアのイメージは、純粋な科学的見解とは異なり、霊的な側面や古代の知識を重視したものだったんです。
ふむふむ、そんな特別な場所だったら、一度行ってみたいなぁ。
…でも、きっと食べ物も美味しいんだろうな!
ね〜ぼ!いつも食べ物のことばっかり(笑)!
でも、レムリアの話、本当に深いですよね!
ムーとシャスタ山!失われた大陸の謎を探る
ちょっと待って!太平洋にあるって話なら、レムリア大陸って、ムー大陸とも関連してるって事はないですか?
いい質問だね〜ぼ!
確かに、ムー大陸もまた太平洋に存在したとされる失われた大陸ですもんね。
ムー大陸を提唱した、ジェームズ・チャーチワードによると、レムリア大陸は地殻変動を繰り返し、最終的にムー大陸となったと言われています。
彼の理論では、レムリアとムーは実質的に同じ場所なんです。
他にも、アメリカのカリフォルニア州にシャスタ山って山があるんですけど、ニューエイジ信者の間では、あの山の下には“テロス”っていう地下都市があるって言われてるんです!
正確には、レムリア大陸が沈没した後に、生き残ったレムリア人たちがシャスタ山の下、テロスに移住したとされています。
彼らは今もそこで高度な文明を築いていると言われているんですよ。
うーん、高度な文明・・・って事は、テロスの食べ物は美味しいそうですね。
また食べ物のことか!(笑)
でも、シャスタ山やテロスの話、ミステリアスで魅力的ですよね!
世界にはまだ解明されていない謎がたくさんあるんですね。
失われた大陸の物語!レムリアとアトランティスの対比
さっきのレムリアの話、オレリア・ルイーズ・ジョーンズっていう人も書いてるんですよね?
正解、ね〜ぼ!ジョーンズはシャスタ山の地下都市テロスとレムリアの関係について詳しく書いていて、彼女の著書『レムリアの真実 シャスタ山の地下都市テロスからのメッセージ』なんかは、ニューエイジ界ではかなりの評価を受けてるんだ!
ニューエイジ界?
なんですか?それ?
ジョーンズの著書はこのニューエイジ文化において、レムリアの位置づけを確立する役割も果たしていますね。
アトランティス大陸ってのも聞いたことあるけど、それとレムリア大陸って何が違うんですか?
いいところをついてきたね!
アトランティスはプラトンの著作に基づいて知られていて、西洋の神秘主義やオカルトに深く関わっているんです。
対照的に、レムリアは東洋の神秘主義に影響を与えているんですよ。
そして、20世紀初頭のファンタジー文学では、レムリア大陸は多くの作品の舞台として登場しています。特に、ロバート・E・ハワードやリン・カーターは、レムリアを舞台にした作品をたくさん書いているんです。
ええ、ファンタジーの舞台としても使われてるんですね!
レムリア料理の話とかないのかな?
また食べ物・・(笑)
レムリア大陸の謎!科学と伝説の狭間で
結局、レムリア大陸って、本当に存在したの?
現代の科学者たちは、大陸移動説やプレートテクトニクス理論を根拠にレムリア大陸の存在を否定しています。
でも、レムリア大陸の神秘的な伝説やオカルト的な解釈は、今もなお多くの人々の心をつかんでいるんです!
レムリア大陸の真実は、まさに科学と伝説の狭間で揺れ動いているんですよ!
レムリア大陸の真実は明らかにされていない。
だけど、その謎を追い求めるのは、楽しいんです!
確かに、レムリア大陸の存在を信じるかどうかは、各人の判断に委ねられています。
しかし、謎を追い求める行為自体が、私たちに新しい知識や発見をもたらすことがあるのです。
そうなんですね!
お腹空いたな〜。でも、今日は楽しかった!
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