ねえ、ルファさん。イザナミとイザナギって、どんな話だったっけ？。
おっ、それは興味深い話だですね！
前回の記事でも説明しましたが、最初、この世界には何もなく、油のようなものが浮いているだけだったんです。
そこに神々が現れて、次々と神々や島を産んでいった。
その島を生んだ神こそ、イザナミとイザナギだったんです。
そう、イザナミとイザナギはその中でも特に重要な役割を果たした神々だったわ。
彼らは多くの神々を生み出し、日本には「八百万の神」と言われるほどの神々が存在するの。
八百万って、800万の神がいるの？
（笑いながら）おっちょこちょいなね〜ぼ！
「八」という数字は「たくさん」という意味だから、実際には800万の神がいるわけじゃないんだよ。
八百万（やおよろず）とは、数の限りなく多いこと、無限であることを意味する言葉です。
「八百」は数え切れないほど多く、「万」はさまざまであることを意味します。
八百万は、神道における神観念で、きわめて多くの神々を指す言葉として用いられます。
神道では、自然界に存在するすべてのものに神が宿っていると考えられており、木や空、河などさまざまな所にそれぞれ神様が居ることになります。
そのため、八百万の神とは、日本に存在するすべての神々のことを指すと考えられています。
具体的には、以下のようなものが八百万の神に含まれると考えられています。
- 天津神（あまつがみ）：天界に住む神々
- 国津神（くにつかみ）：地上に住む神々
- 産土神（うぶすながみ）：その土地を守護する神々
- 氏神（うじがみ）：その氏族を守護する神々
- 守護神（しゅごしん）：個人を守護する神々
八百万の神は、日本古来の自然観や宗教観を象徴する言葉であり、現代でも日本文化や精神性に大きな影響を与えています。
ということで、八百万は、数の8,000,000を意味する数字としても用いられますが、これはあくまでも比喩的な表現であり、実際には数え切れないほどの神々が存在するとされています。
そうよ。
そして、イザナミとイザナギの最後の子供が火の神だったんです。
しかし、その出産が悲劇の始まりだったわ。
え？どうして？
火の神を産んだ際、イザナミは火傷を負ってしまい、その傷が原因で亡くなってしまったんだ。イザナギは悲しみに暮れ、その怒りを火の神に向けてしまった。
それは悲しい…。
はい、イザナギは火の神を斬り殺してしまったの。愛する者の死を、罪なき我が子が引き起こし、その子を殺めるなんて…。
古事記や日本書紀などの神話によると、イザナギとイザナミの神が神産みで生んだ最後の神であり、その姿は燃え盛る炎のようなものであったとされています。
カグツチは、イザナミの陰部に火傷を負わせ、イザナミの死を招いたために、イザナギによって殺されてしまいました。しかし、その際にカグツチの血から多くの神々が誕生し、その中には雷神や大山祇神などの神々も含まれています。
カグツチは、日本神話において重要な役割を果たす神であり、火の神としてだけでなく、生命の神、創造の神としても解釈されています。
カグツチの神話は、日本文化においても重要な意味を持っています。火は、人類にとって不可欠な存在であり、カグツチの神話は、火の神聖さや畏怖の念を表現していると考えられます。また、カグツチがイザナミの死を招いたことは、生命の誕生と死という自然界の摂理を象徴しているとも解釈できます。
カグツチは、日本神話や日本文化において、重要な存在であり、その神話は現代にも多くの影響を与え続けています。
以下に、カグツチの神話の概要をまとめます。
- イザナギとイザナミが神産みで生んだ最後の神。
- 姿は燃え盛る炎のようなもの。
- イザナミの陰部に火傷を負わせ、イザナミの死を招く。
- イザナギによって殺され、その血から多くの神々が誕生する。
カグツチの神話は、日本神話のなかでも特に重要な神話であり、その意味や解釈は、現代においてもなお研究されています。
まさに悲劇だったです。
でも、これが日本神話の一部なんです。
（うなずきながら）うーん、深い話なんですね。
ありがとう、ルファさん、エヌさん。
でも、この後、不思議な展開に発展するんです。
亡くなったイザナミに会いに、イザナギは黄泉の国へ冒険に出かけるんです。
ええ？亡くなったのに会えるんですか？
それはイザナギも良かったですね〜
良かったかどうかはまた次回のお話をお楽しみに🎵
どれも日本神話を楽しんで理解できると思います^^
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